AI活用で「仕事が楽になった」9割以上が回答
株式会社AIスキルが運営するAIスキルアカデミーが、生成AIを利用している一般ビジネスパーソン164名を対象に実施した「業務でのAI活用実態調査」では、興味深い結果が明らかになりました。この調査から、AI活用が単なる効率化を超え、精神的な側面にも良い影響を与えていることが示されています。

AI活用の中心は30代・40代の実務中核層
調査回答者の年齢構成を見ると、30代が43.3%、40代が23.8%と、この2世代で全体の約7割を占めています。また、職種別では「事務・総務・経理・人事」などのバックオフィス業務が過半数の51.8%を占めました。
この結果は、AIが特に30代・40代の働き盛り世代にとって、日々の実務を支える強力なアシスタントとして定着しつつあることを示唆しています。

9割以上がAI活用に満足、3人に1人が精神的ストレス軽減を実感
AI活用の成果について尋ねたところ、90.2%が「満足している(とても満足+やや満足)」と回答しました。これは、AIが「試しに使う」フェーズから、「なくてはならないツール」へと移行していることを明確に示しています。

さらに注目すべきは、AI活用のメリットとして「作業スピード向上(48.8%)」に次いで、「自分で考える・悩むストレスが減った(32.3%)」が挙げられた点です。3人に1人が精神的な負担の軽減を実感しており、AIが単なる作業効率化の道具ではなく、苦手な業務をカバーし、精神的なゆとりをもたらすサポート役として機能していることがわかります。

寄せられた声の中には、「クレーム対応の文面をAIに考えてもらったら、精神的にすごく楽になった」(40代・事務)や、「Excelのエラーが消えずイライラしていた時間が、AIへの相談で一瞬で解決した」(30代・経理)といった具体例があり、AIが業務における精神的な障壁を取り除く効果がうかがえます。
明日から実践できる!地味にスゴいAI活用術4選
30代・40代の実務担当者が実践している、具体的なAI活用術をご紹介します。これらは高度なITスキルを必要とせず、「何をしたいか」を明確に「言語化」するだけで活用可能です。

1. Excel関数やマクロの自動生成
「やりたいこと」を箇条書きにするだけで、複雑なExcel関数やマクロをAIが生成してくれます。関数名やマクロの知識がなくても、具体的な指示を出すだけで解決に導きます。
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指示のコツ: 「Excelで、A列に氏名、B列に売上が入っています。B列の数値が100万以上の人の場合だけ、C列に『達成』と表示させたい。初心者にもわかるように関数を教えて」のように、状況と目的を具体的に伝えます。
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効果: 30分悩んでいた集計作業が一瞬で完了し、複雑な関数を覚えるストレスから解放されます。
2. 精神的な負担の大きいメール作成支援
お断りや謝罪など、感情を伴うデリケートなメール作成はAIにサポートしてもらうことで、精神的な負担を大きく軽減できます。ポイントは「事実」と「トーン(丁寧さ)」を指定することです。
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指示のコツ: 「あなたはベテランの営業事務です。取引先への『値上げのお願い』メールを作成してください。理由は原材料費の高騰。誠実かつ、今後も取引を続けたいという熱意が伝わる丁寧な表現で」のように、役割と目的、重視するトーンを明確にします。
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効果: キツイ言い方にならないか悩む時間がゼロになり、心理的負担が大幅に軽減されます。
3. 半日かかる競合リサーチを一瞬で要約
複数のURLを与え、それぞれの情報を比較表形式でまとめるよう指示することで、半日かかっていたリサーチ作業を数分で完了させることが可能です。
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指示のコツ: 「以下のURLは、競合他社5社の最新ニュースリリースです。これらを読み込み、各社の『新機能』と『ターゲット層』を比較表形式でまとめてください」のように、情報源と出力形式を具体的に指定します。
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効果: 膨大な情報を読み込む時間を大幅に短縮し、空いた時間で企画の中身を深く検討できるようになります。
4. 長文の議事録・資料からの要点抽出
多忙な管理職やリーダーの方々にとって、大量の資料を読み込む時間は大きな負担です。AIに長文の議事録や資料を要約させ、決定事項やネクストアクションだけを抽出させることで、効率的な情報把握が可能になります。
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指示のコツ: 「この会議の議事録を読んで、決定事項とネクストアクション(誰が・いつまでに・何をやるか)だけを箇条書きで抽出してください」のように、抽出したい情報の種類と形式を明確にします。
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効果: 大量の資料を読むストレスが減り、要点だけを効率的に把握して会議や意思決定に臨めます。
AI活用に求められるのは「ITスキル」より「言語化」の力
今回の調査結果から見えてきたのは、AI活用に高度なIT技術は必須ではないということです。30代・40代の実務担当者が実践しているように、最も重要なのは「今の面倒な作業」を特定し、それを「新人アシスタントに頼むように具体的に言葉にする力(言語化)」に他なりません。
AIを「まず勉強してから使う」のではなく、「今のストレスを減らすために、今日から使う」という意識が、残業時間を減らし、生産性を高める最短ルートとなるでしょう。AIに任せられることはAIに任せ、ご自身が本当にやるべき「価値ある仕事」に集中すること。これこそが、この時代に求められる「賢い働き方」と言えるのではないでしょうか。
AIスキルアカデミーでは、全てのビジネスパーソンがAIを武器にできるよう、実践的なスキル習得を支援しています。
- AIスキルアカデミー: https://ai-skill.jp/
調査概要
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調査概要:「業務でのAI活用実態調査」
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調査方法:インターネット調査
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調査期間:2025年12月02日~16日
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有効回答数:業務で生成AIを利用している一般ビジネスパーソン(営業・事務・企画職など)164名
会社概要
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会社名:株式会社AIスキル
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事業内容:生成AI活用に関する研修、セミナーの企画・運営


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