なぜ今、イノベーションを「組織」で起こすのか
現代の多くの組織は、「新規事業が育たない」「組織が守りに入っている」といった停滞感を抱えることが少なくありません。アイデアや戦略は存在するものの、新たな価値が生まれない根本原因は、「人と組織」の問題が解決されていない点にあると指摘されています。
本書は、この課題の本質に正面から向き合い、イノベーションを「組織でどう起こすか」「人事がどう関わるか」という視点から体系的に論じています。これまでのイノベーション関連書籍では手薄であった「人事こそイノベーションの主役である」という視点を軸に据えている点が特長です。
「人」と「組織」のプロフェッショナルが語る実践の知恵
著者が培った豊富な知見
本書の著者は、株式会社リクルートマネジメントソリューションズで新規事業提案制度やリーダー開発に深く携わってきた井上功氏と、20年以上にわたり組織開発を支援してきた株式会社壺中天代表取締役の坪谷邦生氏です。「人」と「組織」のプロフェッショナルである両氏が、越境、アイディエーション(アイデア創出)、エフェクチュエーション(価値創造プロセス)、資源動員、人事の仕組みまで、イノベーションを組織で実現するための全体像を「100のツボ」として体系化しています。
理論の習得に留まらず、現場でいかに動くかを重視した構成も本書の大きな特徴です。100の図解を通じて抽象的な概念を直感的に理解でき、Q&A形式で気になるテーマからすぐに読み始められるため、多忙なビジネスパーソンでも効率的に学習を進めることができます。経営者、人事部門、新規事業部門など、それぞれの立場に応じた解説も収録されており、現場に即した実践的なヒントが得られるように工夫されています。
「人事×イノベーション」が鍵を握る
著者の一人である井上功氏は、長年の経験から「組織からイノベーションを起こすには、人事が鍵を握るのではないか?」と確信し、本書の執筆に至ったと述べています。リクルートおよびリクルートマネジメントソリューションズに40年在籍し、そのことを経験的に実感してきたとのことです。この「人事×イノベーション」という実践的な視点が、本書の核となっています。
本書は以下の10の章から構成され、各章には10の「ツボ」が示されています。どの章から読み始めても理解できるよう設計されており、興味のあるテーマから深く掘り下げることが可能です。
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Chapter 1. イノベーション
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Chapter 2. 越境
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Chapter 3. 思いつく(個)
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Chapter 4. アイディエーション(個)
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Chapter 5. 磨く(チーム)
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Chapter 6. エフェクチュエーション(チーム)
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Chapter 7. 事業化(組織)
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Chapter 8. コーゼーション(組織)
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Chapter 9. 資源動員(組織)
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Chapter 10. 人事(組織)
書籍概要
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タイトル:図解 イノベーション入門~新しい価値が生まれる仕組みを学びたい人のための「理論と実践」100のツボ
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著者:坪谷 邦生、井上 功
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出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
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発売日:2026年3月20日(3月19日オンライン書店先行発売)
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定価:2,800円(税別)
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版型: A5変形
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ページ数:278ページ
挑戦する組織への変革を後押しする一冊
新規事業の立ち上げに悩むビジネスパーソンから、組織変革を担う人事担当者まで、あらゆる立場の方々にとって、本書は実践的かつ体系的な一冊として、挑戦する組織への変革を強力に後押しするでしょう。
株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、「個と組織を生かす」をブランドスローガンに掲げ、人材採用、人材開発、組織開発、制度構築といった幅広い領域で、企業の人事課題解決を支援しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。


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