NPO法人ZESDA、設立15周年を迎え「コネとチエで外貨を稼ぐ日本」の実現へ──地方創生と個人のキャリアを再定義する新たな挑戦

目次

国内市場の限界を越え、地方が世界とつながる「グローカルビジネス」

ZESDAの活動は、「グローカルビジネスのプロデュース」を核としています。これは、地域(ローカル)の資源や魅力を世界(グローバル)に発信し、外貨を稼ぐビジネスを創出する取り組みです。大企業だけでなく、地方の中小企業が自力で外貨を稼ぐことが、雇用の維持、安全保障、ひいては民主主義の持続に不可欠であるという問題意識から、この活動が始まりました。

当初は手探りの状態でしたが、試行錯誤を重ねる中で、海外や都市のビジネスパーソンが地方に伴走する「プロデュース」の重要性に着目。営利目的では難しい長期的な伴走を、パラレルキャリア(本業を持ちながら別の活動を行うこと)を志向する人々が自己実現の場として担うことで、持続可能なモデルを構築してきました。

15年の歩みが示す具体的な成果

ZESDAは15年間の活動を通じて、多くの具体的なプロジェクトを成功させてきました。その活動は、大きく「プロデュース事業」と「カレッジ事業」の二つの柱で展開されています。

地方の魅力を世界へ繋ぐプロデュース事業

プロデュース事業では、各地のリーダーたちを支援し、地域産品の海外展開や社会的評価の獲得に貢献しています。以下に2025年の主な実績をいくつかご紹介します。

高知県馬路村プロジェクト

高知県馬路村のゆずを使った製品のPRや企画づくりを支援し、都心でのPR活動や、ゆず畑での屋外レストラン「ゆずフルコース in 馬路村」の開催をサポートしました。また、ZESDAが繋いだYouTuberによる海外向けの発信は、驚異的なPV数を記録し、馬路村の「体験価値」を世界に伝えています。

山々に囲まれた自然豊かな場所で、人々がテーブルを囲んで食事をしている様子です。

高知県馬路村のゆず製品を販売するイベントブースで、黄色のTシャツを着た男女スタッフが笑顔で立っています。

浄水剤(アクアリピュア)プロジェクト

社会的評価の獲得と発信の場づくりを両輪で進めました。「ニューズウィーク日本版SDGsアワード受賞」や「ぼうさいこくたいでの発信」などを通じ、プロダクトの意義を社会に伝える機会を拡大。大地震に見舞われたトルコへの進出も実現しています。

ニューズウィークSDGsアワードのイベントで、スーツ姿の男性5人が緑色のバナーを背景に並んで立っている集合写真です。

大きなスクリーンに映し出された男性がマイクを手に講演を行い、アクアポニクスに関する資料を見せている。

奄美プロジェクト(AMAMIバリュープロデュース等)

展示会出展を通じて販路開拓を進める一方、奄美初のバニラ栽培も成功し、初めての収穫を迎えました。奄美産バニラの出荷が目前に迫っています。

鮮やかな緑色の植物の新芽がクローズアップで捉えられています。

展示会ブースで2人の男性が、国産バニラ栽培やインドネシア産バニラビーンズ、奄美産ザラメのバニラシュガーといった「Eternal」ブランドのバニラ関連商品を展示・紹介しています。

Glocal Collaborationプロジェクト(伝統工芸×海外県人会)

海外の県人会ネットワークと日本の職人を繋ぐ取り組みを継続し、意見交換会を起点として、天明鋳物のレセプション出展など、次につながる具体的な機会を創出しました。

屋外のテーブルに置かれた、日本の伝統的な鉄瓶のクローズアップ画像です。

着物姿の日本人女性が笑顔で、小さな器から何かを試飲している外国人男性と交流している様子。

知識とネットワークを培うカレッジ事業

カレッジ事業では、日々のネットワーキングに加え、「グローカル」「プロデュース」「パラレルキャリア」をテーマにした3つのセミナーシリーズを運営し、実践的な知見とネットワークを提供しています。活動内容の一部はYouTubeでも公開されています。

グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)

地方の海外進出事例を学ぶセミナーで、明治大学奥山雅之研究室と共催しています。2025年には越境EC、海外クラウドファンディング、海外ジャパンフェスといったテーマで、海外進出の実務と成功の鍵を深掘りしました。

教室のような空間で、一人の男性がプロジェクタースクリーンを背景にプレゼンテーションを行っています。

会議室のような場所で、一人の男性がプロジェクターに映し出された日本語のスライドを背景にプレゼンテーションを行っています。

プロデュース人材育成講座(PSRi)

イノベーターに必要な資源(コネ、カネ、チエ)を注ぐ構造を整えるプロデュース人材の活動について、ケースや理論を学ぶセミナーです。研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共催し、自治体とスタートアップの共創や、ディープテック(先端技術)創業支援といった現場性の高いテーマを扱いました。

会議室でセミナーが開催されており、女性の講演者が登壇し、プロジェクターに資料が映し出されています。

東京イノベーションベースのイベントで、スーツ姿の男性が「グローバル・スタートアップ・キャンパス構想」をテーマに講演中。

ZESDA Stand UP Live(ZSUL)

パラレルキャリアに取り組む人々から、等身大の実践経験を学ぶセミナーです。2025年には、自身の価値観の構築や逆境を戦略に変える方法など、働き方の実装知(実践的な知識)を深掘りしました。

女性がプロジェクターを使って講演を行っている様子。

NPO法人ZESDAが主催するオンラインイベント「Stand UP LIVE #10」の告知画像です。

2026年、全ての人が「コネとチエ」で外貨を稼ぐ日本へ

ZESDAは2026年以降、これまでの15年間で培った「コネとチエ」をさらに具体的な成果へと繋げ、「全日本国民がコネとチエでカネを稼ぐ」という目標の実現に向けて、より広範な参加を呼びかけています。

現在の日本は、円安を背景に輸出企業を中心に株価が上昇し、景気が良く見える側面もあります。しかし、一方でエネルギーコストの上昇などにより、物価上昇に賃金上昇が追いついていない状況です。このような時代において、個人の収入を増やすことは、より豊かな生活を送る上で不可欠です。世界経済が成長を続ける中、一般の日本国民もこの成長に接続し、外貨を稼ぐ挑戦は「特別な誰か」だけのものではないというメッセージは、多くのビジネスパーソンに響くでしょう。

その象徴的な新展開として、2026年1月には、米国ロサンゼルスに倉庫を構える物流とデジタルマーケティングに強みを持つ株式会社Glowkeyとの業務提携を発表しました。これにより、戦略立案だけでなく、現地での入庫・保管・出荷まで一気通貫で支援する体制を整え、地域産品の北米本格進出を強力に後押しします。さらに、ZESDAのメルマガコミュニティの方々には、Glowkey社から成功報酬型の紹介料が得られる仕組みも提供される予定です。

日本の豊かさは、もはや一部の大企業や都市だけが担うものではありません。私たち一人ひとりが持つ「コネ」(人脈や関係性)と「チエ」(知識や経験)が世界とつながることで、日本は内向きの停滞社会から、外に価値を届けて稼ぐ国へと変わっていく可能性を秘めています。ZESDAのこうした取り組みは、地方経済の活性化だけでなく、私たち一人ひとりが変化する社会の中でいかに自らの価値を発揮し、豊かさを追求していくかという問いに対する示唆に富んでいます。自身の専門性やネットワークを活かし、新たな挑戦を検討するきっかけになるかもしれません。

ZESDAは2026年も、日本の経済システムのリデザインに向けて前進を続けます。今後の動向に引き続きご注目ください。

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この記事を書いた人

沖縄で3匹の猫たちと暮らす「沖縄の黒猫」と申します。スマホやAIの進化で色々な情報が簡単に手に入る便利な時代ですが、得た情報を実践するのは凄く難しいので、得た情報を記事にすることで色々行動出来る様になりたいと思い、サイトを運営しています。

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