企業が抱える「専門的定型業務」という課題
多くの企業において、社員が日々行っている業務の中には、「専門的定型業務」と呼ばれるものが少なくありません。これは、単純なデータ入力のような定型業務とは異なり、社内独自のルールや商習慣、人間関係といった「文脈」を理解しなければ処理できない業務を指します。例えば、カタログ制作や販促物の手配などがこれに該当し、一定の専門知識が必要でありながら、その手順自体は定型化できるものです。
しかし、これらの業務は社内事情が複雑に絡むため、AIや外部への単純な委託が困難とされてきました。結果として、社員が調整や確認作業に多くの時間を費やし、本来注力すべきコア業務や創造的な活動に割く時間が減少しているのです。これは、OECDのデータが示す日本の労働者の能力の高さと、熱意・生産性の課題との間に存在するギャップの大きな要因の一つと考えられています。
「人に寄りそう合理化」で生まれる「余白」
GOURICA株式会社の代表取締役である岡本賢祐氏は、「合理化とは冷徹なコストカットではありません。極限まで合理化することで『余白』が生まれ、その時間を人間しかできない『問いを立てる力』や『創造性』に使う。それが私たちの目指す『人に寄りそう合理化』です」と語っています。

新しいコーポレートアイデンティティ(CI)は、クリエイティブディレクターの水野学氏(good design company)が手がけました。新しいマークは、立方体が円を描くように配列されたデザインで、合理化によって業務が円滑になる様子を表現しています。数をこなすだけの合理化ではなく、余白を生み出し、その余白を大切に使うという、近未来の働き方に欠かせない事業であることをスマートに伝えるデザインを目指したとのことです。
新サービスブランド「GOALY」と成果報酬型BPaaSモデル
同社は、これまで提供してきた「magonoteサービス」をさらに発展させ、新サービスブランド「GOALY(ゴーリー)」を展開することを発表しました。従来の「かゆいところに手が届く」実行支援に加え、より高度な業務領域への対応を求める声に応える形で、クライアントと共にゴールを目指すという姿勢を込めて「GOALY」と名付けられたといいます。
GOURICA株式会社が提供する「成果報酬型BPaaS(Business Process as a Service)モデル」は、この課題解決に特化したものです。クライアントの業務効率化に必要なスペシャリスト、テクノロジー、パートナーを包括的に提供し、実際に削減されたコストの中から利用料を受け取る仕組みです。これにより、クライアント側は追加コストを発生させることなく、コスト削減による利益が確保された上で業務効率化が実現できる構造となっています。同社によれば、このモデルの導入実績として、業務効率化が平均約60%、コスト削減が平均約35%に達しているとのことです。
株式会社ブルボンとの対談に見る業務改革の具体例
リブランディング発表会では、株式会社ブルボンの常務取締役である井手規秀氏をゲストに迎え、業務改革の実績に関する対談が行われました。井手氏は、ゴウリカのサービス導入前の状況について、次のように振り返っています。
「以前は、店頭ボードなどの販促物を作る際、1つの企画で業者や社内間を行き交うメールが多いときは約50通もありました。調べてみると、販促物の仕様決定や確認作業に、社員の時間の多くが割かれていました。」
しかし、ゴウリカとの取り組みを開始し、作業の進め方を見直した結果、現在は「当社でデザインを決めた後は、実質、ゴウリカの担当者とメール1回で完結するくらいに簡略化できました」と、具体的な成果を紹介しました。
さらに井手氏は、業務効率化がもたらした変化について、「空いた時間で、社員はクリエイティブなことを考えられるようになりました。当初は、急に考える時間を与えられて戸惑う社員もいましたが、そこで初めて『考えるための教育』が必要だと気づき、育成のスピードも上がったのです。自分が考えた企画が世に出る喜びを感じることで、社員の姿勢が変わりました」と述べ、「合理化は人を減らすためではなく、人間としての成長や幸せのためにあるべきです」との考えを示しています。
今後の展望と企業情報
GOURICA株式会社は、2026年4月の社名変更を機に、新サービスブランド「GOALY」を「GOALY Marketing」「GOALY HR」「GOALY DX」の3領域で展開します。企業の「専門的定型業務」を仕組み化し、成果報酬型のBPaaSモデルを通じて、日本企業がコア業務に注力できる環境の構築を目指しています。
GOURICA株式会社について
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会社名: GOURICA株式会社(2026年4月1日より)
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東京本社: 東京都渋谷区渋谷1-10-9 MIYAMASU TOWER
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関西支社: 大阪府大阪市北区梅田1-13-1 大阪梅田ツインタワーズ・サウス15F
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代表者名: 岡本 賢祐
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資本金: 100百万円
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備考: 2023年6月にフェムトパートナーズの支援を受けてMBOを実施し、コニカミノルタグループから独立。
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公式サイト: https://gourica.co.jp/
事業内容
マーケティング、DX、人事領域における合理化支援。人手不足や生産性向上といった企業課題に対し、課題分析から改善策の設計・実装・運用までを包括的に支援します。


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