佐藤優氏の新刊『残された時間の使い方』、45歳からの人生を再設計する「時間哲学」が支持され第3刷重版

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現代社会に潜む「時間泥棒」の正体

現代社会では、私たちの貴重な時間が、無意識のうちに奪われている現実があります。SNSやスマホゲームといったデジタルツールはもちろんのこと、資本主義システムそのものが「時間泥棒」として機能し、私たちの「持ち時間」を搾取していると、本書は警鐘を鳴らしています。

総務省の調査によれば、日本人のインターネット利用時間は1日約3時間に達しており、その多くが無目的な時間消費となっていると指摘されています。このような「他者時間」に流される現状から、いかに「自分時間」を取り戻し、有意義に活用するかが、人生の質を高める上で極めて重要であると、本書は説いています。

死を意識した体験から生まれた「究極の時間哲学」

著者の佐藤優氏は、慢性腎不全が悪化し人工透析を開始、一時は余命約8年という厳しい現実に直面しました。しかし、妻をドナーとする腎移植手術が奇跡的に成功し、余命が20年に延びたという壮絶な経験をお持ちです。この大病を経て死を意識した体験から、時間の有限性と価値について深く考察し、本書の執筆に至りました。

キリスト教徒である佐藤氏は、神から与えられた命と時間をどう使うべきかという宗教的視点も交えながら、多忙な現代人の時間に対する向き合い方を根本から問い直しています。この体験に裏打ちされた時間哲学は、単なる効率的な時間管理術を超え、人生の意味や目的を見つめ直すきっかけを与えてくれるでしょう。

45歳を境に変わる「時間の質」への対応策

本書の独創的な視点の一つが、人生を「足し算の時間」と「引き算の時間」に分けた考察です。具体的には、45歳までを知識や経験を積み上げる「足し算の時間」、それ以降を蓄積したものを活用し、次世代に継承する「引き算の時間」と捉えています。

役職定年や定年退職といった人生の転換点を悲観的に捉えるのではなく、新たな可能性を開く機会として活用する方法が、9つのマトリクス分析を用いて具体的に解説されています。住む場所(東京・中核都市・その他)と働き方(総合職・高度専門職・ワークライフバランス型)の組み合わせから、それぞれの状況に応じた生存戦略が明示されており、人生後半戦の設計図を描く上で大いに役立つはずです。

『残された時間の使い方』が示す、幸せになるための道筋

『残された時間の使い方』は、まさに40代・50代のビジネスパーソンが、人生後半戦をより充実させ、後悔なく生きるための羅針盤となる一冊です。多忙な日々の中で自身の時間を見つめ直したい方、あるいは定年後の人生設計に漠然とした不安を抱えている方は、ぜひ本書を手に取ってみることをお勧めします。自分にとって本当に大切な時間は何かを再認識し、「自分時間」を最大限に活用するためのヒントが、ここにあります。

本書の構成は以下の通りです。

  • 第1章 人生は時間泥棒との闘いである

  • 第2章 残り時間を意識した人生再設計

  • 第3章 「休養」と「教養」で自分時間を取り戻す

  • 第4章 1日、1日が充実する時間の使い方

  • 第5章 幸せになるための残り時間の使い方

書籍情報

佐藤優氏の著書「残された時間の使い方」

  • 書名:『残された時間の使い方』

  • 著者:佐藤優

  • 定価:1,760円(本体1,600円+税)

  • 体裁:四六判/208ページ

  • ISBN:978-4-295-41172-7

  • 発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング

  • 発売日:2025年12月26日

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この記事を書いた人

沖縄で3匹の猫たちと暮らす「沖縄の黒猫」と申します。スマホやAIの進化で色々な情報が簡単に手に入る便利な時代ですが、得た情報を実践するのは凄く難しいので、得た情報を記事にすることで色々行動出来る様になりたいと思い、サイトを運営しています。

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