AIがもたらす社会構造の変化と企業の課題
現在、生成AIやAIエージェントの進化は、プログラミングを含む多くの知的労働の価値を再定義しています。これは一時的な技術トレンドではなく、法制度、責任の在り方、組織の意思決定プロセスそのものを揺さぶる構造変化です。多くの企業や組織は、以下の課題に直面しているのではないでしょうか。
-
責任とルールの空白: AI導入が進む一方で、ガバナンスや責任分界の設計が追いついていません。
-
現場の乖離: 高度なAIツールを導入しても、現場の意思決定プロセスと融合せず、実効性が生まれないケースが見られます。
-
予測不能な変化: 従来の「計画・予測」に基づいた開発手法では、AIの進化速度に対応しきれない状況です。
Incerto株式会社は、これらの状況をAIの性能の問題ではなく、社会や組織が不確実性にどう「備える」かという設計の問題として捉え、その解決をミッションに掲げています。
Incertoが提供する解決策と独自の立ち位置
Incerto株式会社は、先行するグローバル企業の成功と課題を独自に分析し、日本社会に適した「別解」を提示します。国家安全保障の分野で「不確実性を前提とした意思決定基盤」を構築してきたPalantir(パランティア)の哲学をビジネス・社会文脈に再構築し、Accenture(アクセンチュア)の実装力を射程に入れつつも、予測や計画で未来を固定するのではなく、不確実性に適応し続ける「備え」を構造として組み込むアプローチを取っています。
同社は、以下の三つのレイヤーを同時に扱うことで、組織に真の適応力をもたらします。
-
法・責任の設計(Law): AI時代の契約形態、ガバナンス、責任構造の再設計を支援します。
-
意識・意思決定の設計(Awareness): AIと人間の役割分担、判断基準の明確化、現場の納得感の醸成を図ります。
-
現場実装(Field): FDE(前線展開型エンジニア)による、具体的かつ迅速なシステム・運用の構築を行います。
「前線展開型エンジニア(FDE)」の役割と価値
Incerto株式会社の中核を担うのは、FDE(前線展開型エンジニア)です。彼らは「開発者 × コンサルタント × プロジェクトリーダー」の機能を併せ持ち、顧客のオフィスやデータセンターの最前線に入り込みます。
-
現場での課題定義: 要件定義書の前に、業務実態から真のボトルネックを特定します。
-
即時実装と改善: その場でプロトタイプを構築し、実際の運用データを基に改善を繰り返します。
-
「責任あるコード」の追求: AIが生成するコードに対し、人間が高度なレビューと責任を負う体制を構築します。
多角的な視点を持つチーム構成
Incerto株式会社は、数学・法学・地学といった異なる学問的背景を持つメンバーによって共同創業されました。これらの専門性は、個別最適化された「知識」としてではなく、世界を捉えるための「視点」として統合されており、法から現場の実装までを一気通貫で担う同社の強みとなっています。
Incertoが提供する具体的な事業内容
AIプロダクト開発 (AI-Development)
-
AI駆動開発: 現場の「困りごと」を起点に業務フローを分解し、40以上のAIエージェントを駆使して最小実装と検証を高速で繰り返します。PoC(概念実証)止まりではなく、事業KPI(重要業績評価指標)とROI(投資収益率)に直結する成果につなげます。
-
外部CTO: 経営と技術を統合し、事業成長を支援するサービスです。最新のAI技術導入から実装までを迅速に担い、エンジニア不足を解消します。固定費を抑えた柔軟なコスト設計により、採用リスクを最小化しながら、企業の競争力を引き上げます。
AI×カスタマーサクセス (AI-Customer Success)
- L-copilot: LINE公式アカウントでの顧客対応をAIが支援する管理ダッシュボードです。企業固有のマニュアル等を学習し、AIが状況に応じた複数の回答案を即座に作成。人間がAIの案を選択・編集する「副操縦士」の役割を重視し、新人でもベテラン級の質の高い接客と効率化を両立します。

- PDFStudio: 資料の閲覧状況を可視化する分析ツールです。ページごとの滞在時間や離脱箇所、CTR(クリック率)を把握でき、共有リンクで「誰が熱心に読んでいるか」を特定可能です。リアルタイムな反応を基に最適なタイミングでフォローできるため、成約率を向上させ、商材の売上を最大化します。

AI×コンテンツ制作・運用 (AI-Content)
- 字幕.AI: 音声とテロップをAIで照合し、誤字やズレを自動検出する校閲ツールです。精度95%で30分動画を5分で解析し、作業時間を約70%削減します。25言語以上に対応し、字幕生成ではなく「最終検品」に特化した独自の価値を提供し、プロの制作現場の工数を劇的に削減します。

一気通貫支援 (Consulting / Dev / Design)
上記1〜4の領域を横断し、要件整理から設計、開発、デザイン、運用改善までを一貫して支援します。
経営者の皆様へ:不確実性を「エンジニアリング」で飼いならす
ナシーム・ニコラス・タレブが提唱した「反脆弱性」や「身銭を切る」という概念は、変化の激しいAI時代の経営において、その重要性を増しています。しかし、その思想を具体的に自社のシステムや業務フローに落とし込むべきか、答えを持っている組織は多くありません。
Incerto株式会社は、予測不能な事態を「リスク」として排除するのではなく、それを前提とした「備え」をエンジニアリングによって構築する集団です。私たちは、予測に頼らない柔軟なシステムを構築したい、AI時代の責任構造やガバナンスを実務レベルで設計したい、そして不確実性を「機会」に変えたいと考える経営者の皆様と共に、現場の実装を通じて未来を考えたいと願っています。不確実な世界を正しく恐れ、正しく備えるためのエンジニアリングを、共に進めていきましょう。
代表の内藤剛汰氏は、AIによりプログラミングというスキルが陳腐化する未来への危機感を綴ったエッセイ「AIによりプログラミングというスキルが陳腐化されていくこの世界で『僕たちはどう生きるか』」の中で、Incerto株式会社がその問いに対する自身の回答であると述べています。同社は未来を正確に当てる会社ではなく、AI時代の不確実性に対して、法・意識・現場の設計という形で、確かな「備え」を実装していく会社です。
会社概要
-
会社名: Incerto株式会社(インセルト)(登記手続き中)
-
代表社員: 内藤剛汰
-
所在地: 〒107-0061 東京都港区北青山1-3-3 三橋ビル 3階
-
事業内容: AI時代の不確実性に備える社会・組織・プロダクトの実装支援、FDEによる現場展開型開発
-
設立: 2026年1月14日
-
Webサイト: Incerto株式会社
-
E-mail: contact@fybe.jp


コメント