現代のマネジメント課題を解決する『EBM実践ガイド』
現代のビジネス環境は、生成AIの普及や市場の急激な変化により、予測困難な時代へと突入しています。このような状況下で、企業が持続的に成長し、競争力を維持するためには、従来の「勘と経験」に頼るマネジメント手法から脱却し、より客観的な根拠に基づく意思決定が不可欠です。この度、市場変化に迅速に適応できる組織とプロダクトを支援するマネジメントフレームワーク「Evidence-Based Management(EBM)」の実践書『EBM実践ガイド: アジャイルマネジメントフレームワーク』の日本語版が、2025年12月26日に丸善出版より発売されます。
なぜ今、エビデンスに基づくマネジメント(EBM)が求められるのか
アジャイル開発手法を導入する企業が増える中で、「現場はアジャイルだが、マネジメントは従来型」という“スキマ”がしばしば課題として指摘されています。このような状況では、アジャイルが本来持つ俊敏性や柔軟性を十分に活かすことができません。
EBMは、スクラムの共同開発者であるKen Schwaber氏によって提唱された経験主義に基づくマネジメントフレームワークです。これは、顧客が最終的に得る結果(顧客アウトカム)を起点とし、客観的な根拠(エビデンス)と試行錯誤のサイクル(実験サイクル)を用いて、組織の意思決定と継続的な改善を推進するアプローチを指します。このEBMを取り入れることで、マネジメント層は経験主義に基づいて価値創出に深く関与し、組織全体の変革を主導できる枠組みを得ることができます。
『EBM実践ガイド』が提供する具体的な解決策
本書は、2023年に米国で出版された『Unlocking Business Agility with Evidence-Based Management』の公式日本語版であり、EBMの基本原則から組織、プロダクト、チームレベルへの具体的な適用方法までを体系的に解説した国内初の実践書です。

このガイドは、アジャイル手法を導入している組織において、マネジメント層がどのように意思決定を行い、変革を支援すべきかを明確に示しています。例えば、以下のような現代企業に求められるマネジメントアプローチが、豊富なエピソードと共に分かりやすく紹介されています。
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目的の再定義
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戦略的なゴールの設定
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顧客アウトカムによる計測
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実験による適応
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組織横断、プロダクト横断での変革の進め方
これらのアプローチを通じて、企業は「実験のループ」を回し、継続的な学習と適応を促進します。このループは、仮説を立て、実験し、結果を計測・検査し、そして次の行動に適応するというサイクルで構成されており、目標達成に向けた段階的な進捗を可能にします。

また、組織の市場価値を評価するフレームワークも紹介されており、現在の価値、未実現の価値、イノベーションの能力、市場に出すまでの時間といった観点から、組織的な能力を客観的に把握し、改善へと繋げることが期待できます。

翻訳者と書籍情報
本書の翻訳は、国内で最も早期からEBMの普及に取り組んできた専門家の一人である長沢智治氏が担当しています。長沢氏は、これまでに「EBMガイド」や関連ホワイトペーパーの日本語翻訳、講演活動、企業向けのEBM研修などを通じて、EBMの実践知を日本企業に届けてきました。
書籍の詳細は以下の通りです。
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書名: EBM実践ガイド: アジャイルマネジメントフレームワーク
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著者: Patricia Kong、Todd Miller、Kurt Bittner、Ryan Ripley
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訳者: 長沢 智治
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定価: 3,630円(税込)
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ISBN: 9784621312063
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ページ数: 216ページ
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判型: A5
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出版社: 丸善出版
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発売日: 2025年12月26日
書籍詳細はこちらからご覧いただけます:
https://amzn.asia/d/bYk7JAe
まとめ
『EBM実践ガイド』は、経営層、管理職、アジャイルコーチ、プロダクトマネージャー、エンジニアリングマネージャーなど、幅広い役割を担う方々にとって有用な内容を体系的に網羅しています。現代の複雑なビジネス課題に直面し、組織の競争力を高めたいとお考えの企業にとって、本書はきっと、具体的な行動指針と変革への道を照らす一助となるでしょう。
EBMに関するさらなる情報は、以下のリンクよりご確認いただけます。
https://www.servantworks.co.jp/EBM/


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