明治安田生命の「outsight」研修、参加者100名突破に見る越境学習の重要性
明治安田生命保険相互会社(以下、明治安田生命)が導入しているオンライン越境研修「outsight」の累計参加者が100名を突破しました。この事実は、現代のビジネス環境において、企業が従業員の「企画・創造力」を強化するために、社外での実践的な学び、すなわち「越境学習」がいかに重要であるかを示唆しています。既存の枠にとらわれない発想や課題解決能力を育む上で、この種のプログラムは非常に有効な手段であると言えるでしょう。
なぜ越境学習が求められるのか
多くの企業が直面している課題の一つに、変化の激しい市場で新たな価値を創造するための人材育成があります。社内での研修だけでは、どうしても既存のビジネスモデルや思考の枠組みから抜け出すことが難しい場合があります。ここで注目されるのが「越境学習」です。
明治安田生命では、企業内大学「MYユニバーシティ」の一環として、就業時間外に社外での学びに挑戦する公募型プログラム「アップスキリング留学」を設けています。「outsight」はこの「アップスキリング留学」の一つとして位置づけられています。特に、既存の枠にとらわれない「企画・創造力」の強化が重要視されており、ベンチャー企業や他社の人材との交流を通じて、実践的なスキルを習得する機会として活用されています。
「他流試合」がもたらす具体的な効果
「outsight」の最大の特徴は、ベンチャー企業のリアルな経営課題に挑戦する「他流試合」の経験です。これにより、参加者は強制的に思考を巡らせ、アウトプットする機会を得ます。この経験が、社内では得にくい新たな視点や発想力を養い、結果として既存の枠にとらわれない「企画・創造力」を磨く貴重な機会となっているのです。
参加者の声から見る実践的な成果
実際にプログラムに参加した職員からは、具体的な成果が報告されています。
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社内提言制度の活用とモチベーション向上
50代の金融法人業務部の職員は、日常業務では限界を感じていた経営視点での課題解決力を高めたいと考え参加しました。結果として、新しい視点や発想力が身につき、社内提言制度を利用して新規プロジェクトを提言するまでに至ったと述べています。他社との議論を通じて、自社の社会的意義を再認識し、モチベーション向上にもつながったとのことです。 -
発想方法の習得と企画立案力の向上
20代の法人営業企画部の職員は、法人営業分野のサイト開発において企画立案や知見不足に課題を感じていました。参加後、ロジカルシンキングが定着し思考がクリアになっただけでなく、新しい発想方法を意識することで、過去の事例にとらわれないアイデア創出が可能になったと実感しています。 -
経営者の視点と課題設定力の向上
20代の品質管理部の職員は、論理的思考力を養うために社外での武者修行を志しました。以前は自社か顧客の視点に偏りがちでしたが、プログラムを通してバランスよく考える習慣が身についたと報告しています。また、どんな業務においても常に「課題の明確化」を意識できるようになり、経営者の視点を学んだことで業務における「課題設定力」が向上したと評価しています。
これらの声は、年次や職種を問わず、参加者が実務に直結するスキルと視点を獲得していることを明確に示しています。
今後の展望と越境学習の広がり
「outsight」は今後も、「越境の第一歩は、“他流試合”から。」というコンセプトを軸に、大企業の人材が社外のリアルな経営課題に向き合い、外の視点を取り入れながら行動を変えていく機会を広げていく方針です。将来的には年間1,000人規模の参加を目指し、「他流試合」を起点とした越境学習が、より多くの企業の人材育成のスタンダードとなることを目指しています。
「outsight」および関連プログラムについて
「outsight」は大企業の人材がスタートアップ・地域企業の経営課題に向き合う実践型の越境プログラムです。2021年のサービス開始以来、累計65社以上が導入しています。多忙なビジネスパーソンでも参加しやすいオンライン型研修であり、大企業社員の視座拡張・行動変容を目的として、多くの企業の育成施策に組み込まれています。
詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
また、「outsight」を提供する株式会社ローンディールは、「越境」をコンセプトに多様な事業を展開しています。
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レンタル移籍:大企業の人材を半年から1年間ベンチャー企業の事業に参画させ育成する、次世代リーダー向けプログラム
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side project:20%・3ヶ月ベンチャー企業のプロジェクトに参加する社外兼務型研修プログラム
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WILL-ACTION Lab.:「WILL発掘ワークショップ」「CAN抽出ワークショップ」などを通じて、自律型人材を育て組織を活性化する研修を提供


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