グロービス経営大学院、「生成AI時代のビジネス実践入門」を新設し、MBA単位取得可能な「ナノ単科」で会話型AI演習を導入

目次

はじめに:生成AI時代を勝ち抜くための新たな学び

グロービス経営大学院は、2026年1月期よりMBA単位が取得可能な「ナノ単科」において、新科目「生成AI時代のビジネス実践入門」を開講し、同時に進化型AIラーニングシステム「GAiL-3.0」による「会話型AI演習」を導入します。この取り組みは、急速に進化する生成AIがビジネスに与える影響に対応し、AIを単なるツールではなく協働パートナーとして捉え、新たな価値を創造できるビジネスリーダーを育成することを目的としています。

近年、文章や画像、映像など多様なコンテンツを生み出す生成AIは目覚ましい発展を遂げています。企業では、AIを活用した業務効率化に留まらず、商品開発、マーケティング、経営戦略などあらゆる領域での実装が進展しており、ビジネスの現場では「生成AIを使いこなすスキル」から「生成AIと協働し新たな価値を創出する力」への転換が求められています。しかしながら、AIを正しく理解し、実務に落とし込める人材は依然として不足しているのが現状です。

このような背景から、ビジネスパーソンにはAIの仕組みや限界を理解した上で、自身の仕事や組織にどう活かすかを考える「AIリテラシー」と「実践力」が不可欠となっています。グロービス経営大学院では、AIを「共に価値を生み出すパートナー」と位置づけ、AI時代における新しいビジネスリーダー像を育むための教育に注力しています。

生成AI時代のビジネス実践入門

新科目「生成AI時代のビジネス実践入門」の概要

「生成AI時代のビジネス実践入門」は、生成AIを活用してビジネスに新しい価値をもたらすための思考法とスキルを身につけることを目的とした科目です。専門的なプロンプト・エンジニアリングや特定のAIツールの習得ではなく、生成AIの基本原理と活用方法を理解し、身近な場面での活用のきっかけを得ることに焦点を当てています。カリキュラムを通じて、以下の3点の達成を目指します。

  1. 生成AIの基礎的な仕組みを理解し、実践的な演習を通じて活用法を習得すること
  2. 最新事例の学習を通じて、実務で成果を出すための思考力を身につけること
  3. 生成AI時代のビジネス環境の変化との向き合い方を学ぶこと

受講対象者と開講詳細

本講義は、「生成AI活用スキルを習得し、キャリアアップにつなげたいと考えている方」、「生成AIに関心はあるが、何から学べば良いか分からない方」、「日々の業務改善や、チームの生産性向上に関心がある方」といった、ビジネスにおける生成AIの活用に関心がある方を想定しています。

  • 開講日: 2026年2月2日

  • 応募締め切り: 2026年1月11日

  • 期間: 2026年2月2日~3月15日(6週間)

  • 場所: オンライン

  • 取得単位: 0.5単位

  • 入学金: 無料

  • 受講料: ¥40,000

登壇教員

本科目の登壇教員は、本松 晋作氏です。早稲田大学理工学部を卒業後、ソニーでWalkmanやBlu-rayなどの経営企画・商品企画を担当されました。その後、マレーシアでのサプライチェーン改革や工場運営、楽天での欧州事業戦略、現在はソフトバンクグループ企業のSBC&S株式会社で執行役員(新規事業担当)として活躍されています。グロービス経営大学院では、「クリティカル・シンキング」や「マーケティング・経営戦略基礎」などの他、「テクノベート」(テクノロジーとイノベーションを組み合わせた造語)領域の科目を担当されています。

本松 晋作氏

科目詳細については、以下のリンクをご参照ください。
https://info.nano.globis.ac.jp/courses/nab

進化したAIラーニングシステム「GAiL-3.0」と会話型AI演習

ナノ単科では、すべての科目において、グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)が開発したAIラーニングシステム「GAiL」を活用した実践演習を組み込んでいます。この「GAiL」は2022年4月に特許を取得した記述式AI学習システムであり、AIによるフィードバックを通じて学習を深めることが可能です。

さらに、2025年10月期開講科目「リーダーシップ・キャリアビジョン入門」から、進化版である「GAiL-3.0」を用いた演習の提供が開始されました。「GAiL-3.0」は、グロービス経営大学院がこれまで培ってきた教授法の設計書をデータとして活用することで、教室での対話により近い自然な会話とフィードバックを実現しています。これにより、学習者は自身の発言(回答)に即した反応を即座に受け取ることができ、適度な緊張感の中で知識の定着と実践的な活用に向けた効果的なトレーニングを行うことが可能になります。

先行して導入された「リーダーシップ・キャリアビジョン入門」では、ミニケース・ディスカッション型を中心に、ロールプレイ型や内省支援型など、学習の目的に応じた形式が採用され、学習者一人ひとりに最適化されたパーソナライズされた学習体験が提供されています。

会話型AI演習のイメージ

「GAiL-3.0」は、AIを活用し、学習者一人ひとりの理解度に応じた対話とフィードバックを提供することで、学習者が自身の経験を活かしながら学べる「学習者中心の学び」を実現するための取り組みの一環です。今後、他の科目への展開も順次進められる予定です。

MBA単位取得可能な「ナノ単科」とは

「ナノ単科」は、動画やAIによる実践演習、ライブ授業、グループワークを組み合わせ、6週間・オンラインでMBAの基礎知識を習得できるプログラムです。ナノ単科プログラムを通して修得した単位は、グロービス経営大学院の卒業に必要な単位として認められ、単科・MBAへと継続学習が可能です(ただしMBA入学時には入学審査が必要となります)。受講者は、ナノ単科1科目修了につき、大学院の単位0.5単位を取得することができます。

2026年冬開講のナノ単科提供科目

「生成AI時代のビジネス実践入門」に加え、2026年冬には以下の8科目が開講される予定です。

ナノ単科学習サイクル

ナノ単科の詳細とお申込みは以下のリンクからご確認ください。
https://glob.is/nano

グロービス経営大学院のAI教育への取り組み

グロービス経営大学院では、2017年2月にグロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)を開設して以来、AIやテクノロジーを活用した創造と変革、すなわち「テクノベート」を担う次世代ビジネスリーダーの育成を推進しています。最先端の技術や手法を取り入れた教育プログラムを提供し、AIラーニングシステムの進化にも積極的に取り組んでいます。

具体的には、2023年3月には「ChatGPT」を活用した対話型の学習システム「GLOBIS AI Chat Learning(GAiChaL)」を開発し、世界に先駆けて「ナノ単科」に実装しました。さらに2025年7月には、新たなAIコーチング機能「GAiC(GLOBIS AI Coaching)」を開発し、受講者の個別情報に基づいて最適化されたフィードバックを提供することで、よりパーソナルで効果的な学習体験を実現しています。同年9月からは、この機能に「キャリア支援機能」が搭載され、AIが個々の課題・スキル・学習目的を分析し、キャリア課題の整理や成長の方向性を提案できるようになりました。

終わりに

ビジネス環境の変化が加速する現代において、グロービス経営大学院は、AIを活用した教育の革新を通じて、新時代に必須の経営知とビジネススキルを学ぶ機会を拡充していく方針です。これにより、学びの質と可能性を拡張し、創造と変革を担うビジネスリーダーの育成に貢献してまいります。

グロービス経営大学院は、2006年の開学以来「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を教育理念に掲げ、日本最大のビジネススクールへと成長を遂げています。テクノベート時代の世界No.1 MBAを目指し、今後も教育プログラムの充実に努めていくことでしょう。

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この記事を書いた人

沖縄で3匹の猫たちと暮らす「沖縄の黒猫」と申します。スマホやAIの進化で色々な情報が簡単に手に入る便利な時代ですが、得た情報を実践するのは凄く難しいので、得た情報を記事にすることで色々行動出来る様になりたいと思い、サイトを運営しています。

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